弊社ホームページの「ユニバーサルアイディアへの想い」に、僕のデザインに対する想いを新たに追加いたしました。内容は以下の通りです。
デザインを通じてデメリットをメリットに変えたいという想い
その昔のオートバイ事故によって頚椎損傷となり、普段は車椅子で生活をしていますが、今では長年のリハビリのかいもあり、自分の身の回りのことは全て自分で出来るようになりました。しかしそれでも手も足も不自由な身体で暮らしていると、普通の身体では難なく出来ることでも、この身体だと不自由に感じることが多々あります。そんな時は「こんな身体だからしょうがないよなぁ…」、なんて自分自身に言い聞かせていたものでしたが、ある時ふとしたことにヒラメキを感じ、今まで使い辛かった物に少し工夫を加えることによって、それを使いやすくすることが出来たのです。
その後のある日、友人たちとその話をしていたら、その中の一人が「その工夫は健常者にとっても使いやすいアイディアだね…」と評価してくれて、障害を持つ人が使いやすいように作られた製品は、健常者にとっても使いやすい製品が多く、物によってはヒット商品になることもあるのだと教えてくれたのです。
自分の存在に僅かな希望を感じることが出来た瞬間でした。
以来、楽天的な性格も手伝い、「障害がある自分でも世の中の役にたてるに違いない…」と思い込み、自分がデメリットだと思い込んでいたこの身体で感じる不便を自分なりの感性と創意工夫によって、世の中のメリットに変換できるように独学で勉強しながらデザインを学んできました。そして、今までに知り合った多くの様々な障害を持つ友人や知人、健常者は勿論のこと、高齢者や子供などなるべく多くの人と出会い話を聞き、生活のどんな場面で不便を感じ、生活の質を向上させるために何が必要なのかを話し合い、自分なりに考えて消化しながら、個々の生活を向上させ、世の中メリットとなり得るような製品作りの答えを探し求め続けています。
健常者でも、子供でも、高齢者でも、障害者でも、日々の生活の中で様々な不便を感じています。多くの人は些細な不便は不便と感じずに過ごしていますが、障害というデメリットを抱えたユニバーサルアイディアのデザイナーだからこそ、より多くの不便を感じ取りそれを解消させ、世の中のメリットに変換させていきたいと考えております。
ユニバーサルアイディアの製品がより多く普及し、ユニバーサルデザインや環境に配慮された製品が今よりももっと多く世の中に普及することによって、社会全体が人に優しい製品や”こと”や、しいては環境にも優しい製品のデザインについてもより真剣に考え、さらにそれが暮らしやすい社会や環境づくりへと繋がっていくと信じています。社会全体が誰もが住みやすい世の中にくするために、一人でも多くの方を笑顔するために、ユニバーサルアイディアが出来ることは小さなことかもしれませんが、一歩一歩あゆみ続けた結果、それが社会貢献に繋がっていけば…という想いで日々の物作りに励んでいます。
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